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イーホームの建て方工事についてその1/性能日記

更新:2018/3/5

静岡県東部地区でゼロエネ住宅ならイーホーム。
イーホームの構造を、施工の工程に沿ってご説明していきます。

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
静岡県東部、地域密着型の注文住宅「イーホーム」の佐々木です。

このblogでは、都合が合わず普段なかなか見学会に参加できないお客様や、お家の構造の勉強をしたい方に、
イーホームのお家の性能を基に、構造の説明しています。
(※構造見学会は開催日以外の平日でも、ご予約頂ければご案内出来るケースもありますのでご活用ください)

イーホームの基礎についてその1はこちら

イーホームの基礎についてその2はこちら

イーホームの基礎についてその3はこちら

イーホームは床下の配管はこちら

イーホームの床組工事はこちら

イーホームの外部足場工事はこちら

床組工事→外部足場工事も終わり、いよいよ今回は建て方工事になります。

建て方工事は、施工の中でも大事なポイントにひとつ。
たくさんの職人さんが絶妙なチームワークでテンポよく進めていきます。

建て方工事その1で特に皆さんに見ていただきたいのは、建物1階部分の床、及び壁工事。
今回は、それらの部分を解説いたします。

上記写真は、プレカット工場で制作した外周壁及び内壁のパネルになります。
組み立てる人、レッカーで運ぶ人、ラックから運ぶ際にパネルを吊紐に固定する人。
各役割を分担し、段取りよく進めていきます。

ちなみに組み立てているこのパネル。パネルを設計する図面に、ナンバーがそれぞれ割り振られています。
そして順序良く施工出来る様、パネルにも図面と同ナンバーが記載されています。

当日は現場監督の指示のもと、「順番が正しいか?パネルの繋ぎ目がしっかりと揃っているのか?」
現場の状況を十分に注意しながら、順番にパネル設置していきます。

上空に釣り上げたパネルですが、レッカー車の操縦者がオペレーターの指示に従って、自由自在に操ります。
運転席にいながら俯瞰で情報収集できるレッカー操縦者。この技術にはいつも驚かされます。

宙づりになっているパネルは外周部のものです。プレカット工場ですでにこの形になり、現場に搬入されます。

上記写真は、どのような施工をしている最中でしょうか。
これは、壁パネル同士を繋ぎとめる際に、頭つなぎの部分でジョイントさせ、釘で固定しているところです。
この後に水平・垂直・パネル位置を再確認し、下枠へ釘止めしていきます。

ちなみに釘に関しても、ツーバイフォーならではの部分があります。
釘も使用箇所によって長さが違い、多種の長釘を100ピッチや200ピッチで打っていきます。
これらは全てツーバイフォーの施工規定に基づいて行われる為、職人さんの判断ではなく、規格に沿って正確な間隔で釘止めを行います。
プレカット工場で作られたパネル、施工規定に基づいた釘打ち。
このような正確な規格の積み上げが、強固な構造体を生み出しているのです。

次に、各パネルを見てみると空間が開いている部分があります。この開口部には、のちにサッシが付いてきます。
そして開口部の上部に、頭つなぎまで全て木材が詰まっている箇所があるのは分かりますか?
ここが皆さんにぜひ注目していただきたいところ、マグサ
と呼ばれる部分です。

マグサのご説明をする前に、少し想像してみてください。
建物の二階や三階からの荷重を、その直下の一階の壁が受ける場合。
・サッシなどの開口がある状態
・開口がなく、しっかりと壁を構成している状態

どちらのほうが荷重に強いでしょうか。
開口がないほうが、当然荷重を支えることができます。

そこで登場するのがこのマグサという材。
サッシなどの開口部分には、上階からの加重を直接受けない様、この材を入れます。
このマグサ材が、上階からの加重を分散することにより開口部に影響がでません。したがって開口部が大きければ大きいほど、大きなマグサ材が必要になっていきます。
ちなみにイーホームではマグサ材のサイズやマグサ受けの本数など、設計基準値以上に使用し、より強固で長寿命な家造りをしています。
もし他の会社でツーバイフォーの構造を見る機会がありましたら、使っている木材の本数や太さ、マグサの大きさをチェックしてみてください。イーホームとの違いがハッキリ分かる部分です。


最後の写真です。

上記写真は一階外周壁のパネル設置が終わり、内部のパネル施工に取り掛かっている様子です。
各部屋の間仕切りや、扉部分のパネルなど、大小様々ですが、階段を除いたこれら全ての一階パネルの設置を終えると、二階床パネル施工になります。

一階とはまた違った施工手順がありますので、次回のその2では二階床パネルの施工から説明いたします。

建て方一日目は、朝8~9時頃から工事を開始します。
建物の大きさにもよりますが、ここまでの建て方工程で約3~4時間程度、つまりお昼にはこの状態になります。
あっという間ですね。

次回は、イーホームの建て方工事についてその2をお送り致します。

建築現場は日々状況が変化していきますので、進行していくと見たかった施工場箇所や内部を見れるタイミングが遅くなってしまう場合があります。
こんな部分を見てみたい等のご要望がありましたら、 各現場の状況確認の上、ご案内させて頂きます。

見えないところだからこそ、ご興味のあるお客様は、ご遠慮なくお声かけ下さい。

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株式会社イーホーム
静岡県東部地区を中心とした注文住宅
住所:沼津市杉崎町12-19
TEL:055-946-5523
ホームページはこちら
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