今の家、昔の家。
更新:2013/8/22
こんにちは。
エアコンが効いた室内・車内と屋外を行ったり来たりで
体調を崩されている方も多いのではないでしょうか?
僕もその一人です。
ふと閃きました。
気温の変化に耐えられないなら、車内を暖房にすれば耐性がつくのでは??!!
汗で前が見えなくなりました。
夜はなるべくエアコンをつけずに寝ようと心掛けてはいるのですが、
なかなかそうはいきませんね。
夏自体嫌いではありませんが、早く過ごしやすい季節になってほしいものです。
さて、話は変わりますが、先日、上野の国立博物館に行く機会がありました。
その中でも自分の目を引いたのがこれ・・・
なにか分かりますか??
マンモスの骨で作られた家です。
これを作るのに数十頭のマンモスが使われているとのこと。
今から一万年前には、ここに当たり前に住んでいたのです。
文明の進化といえばそれまでですが、自分たちがどれだけ今恵まれている環境で「住」に関われているか。
この時代にもし住まいをご提案する職業があったら・・・
「このお家の屋根材はなんですか?」
「マンモスです!」
「構造部材は?」
「マンモスです!」
書いていて思いましたが、100%自然素材ですね。地産地消です。
やはり、この時代にも大工さんのようにマンモスの骨を組むのが上手い人がいたり、
より強いマンモスの骨を見つける目利きの人がいたのでしょうか。
博物館のほんの片隅にあったマンモスの家展示スペースですが、そこでかなりの時間佇み、
色々なことを妄想してしまいました。
住宅業界はトレンドもそうですが、性能にしても、良くも悪くも目まぐるしく変化する業界です。
マンモスの骨で作られていた一万年前に比べれば、進化しているのは当たり前ですが、
そのお客様にあったお家作りを進めなければ、便利にも不便にもなります。
大衆の考えに捉われず、お客様一人ひとりの目線に立って、
その人に一番合ったお家作りをご提案できるようになろう。
そんなことをマンモスの家の前で思いました。